よくあるQ&A
地域医療支援病院とはどんな病院ですか?
医療機関の連携及び役割分担を図るため、紹介患者に対する医療提供、病床や医療機器の共同利用の実施、地域の医療従事者の研修等を通じ、かかりつけ医等を支援する機能を備えた病院です。
- 役割は下記の項目があります。
- 紹介患者に対する医療の提供(かかりつけ医等への患者の逆紹介も含む)
- 医療機器の共同利用の実施
- 救急医療の提供
- 地域の医療従事者に対する研修の実施
- 承認基準には下記の項目があります。
- 救急医療の提供
- 病床・検査機器の共同利用
- 地域医療従事者の研修会開催
- 紹介率 など
登録医制度とは何ですか?
地域の診療所と病院とが、医師会を通じ病診連携に関する契約を結び、地域医療における連携を円滑に行うことを目的とした制度です。
開放型病床とは何ですか?
かかりつけ医と病院医師とが共同で診療にあたれる病床です。
開放型病院共同指導料の診療報酬上の算定も可能です。
オープンシステムとは何ですか?
病院の検査機器の利用、また手術・分娩など病院機能を地域のかかりつけ医に開放したシステムです。
前方連携、後方連携とは何ですか?
前方連携とは、救急を含め、他院からの患者紹介で行う連携を指します。
逆に、後方連携は自院の患者を他院へ紹介する際の連携を指します。
共に、重要な業務になりますが、両者をスムーズに行うためには、院内連携をしっかりと機能させる必要があります。
診療所の先生方の情報はどのようにして収集するといいですか?
医師会から情報を得たり、各都道府県が作成している「医療情報ネット」を活用するとよいでしょう。
また、地方厚生局の施設基準の届出情報を参照することで、どの医療機関が、どのような連携に関する届出をしているか把握できます。
診療所の先生方へ訪問し、自院の強みをアピールするとともに、病院に対する要望や、どのような患者を受けて頂けるかをヒアリングするのは、極めて有効です。実際に顔を合わせる事で、その後の連携が円滑に運ぶのも事実のようです。