去る5月22日(土)14時より、「第13回全国連携実務者ネットワーク連絡会」を開催いたしました。
基調講演では厚生労働省医政局総務課長の熊木正人氏よりご講演をいただきました。地域医療構想、地域包括ケア、地域共生社会という大きな政策と、2025年と2040年という未来のマイルストーンを意識した上で、我々連携実務者が個別の事業や施策をどのように捉え、行動していくべきかのヒントを数多く示唆していただけたように思います。熊木氏の語り口は丁寧でわかりやすいだけでなく、連携実務者に対するエールもあり、素晴らしい内容だったと思います。
当法人副理事長で倉敷中央病院リバーサイド事務長の十河浩史氏よる教育講演は、氏の得意とするマーケティング視点での地域連携業務に関する具体的な取り組みと、その根幹をなす考え方について、惜しげなく披露いただく贅沢な内容となりました。
シンポジウムでは我々がこれまで展開してきたそれぞれの地域における連携実務者のネットワークづくりについて、コロナ禍においていかに持続していくか、その困難感や打開策を共有する場となりました。東北、東京、大阪、広島、沖縄と、全国の連携実務者ネットワークから、オンライン化や組織運営という、コロナ禍における共通の課題に対する具体的なアプローチや、リアルな悩みを共有できたのではないでしょうか。
やはりオンラインということで、実際に顔を合わせたり、懇親を深めることができないジレンマを隠すことはできませんが、今できることをしっかりとやっていくことが大切であることを再確認できたように思います。
今年度も引き続き連携実務者のための研修、交流の場を継続的に開催してまいります。今後ともよろしくお願いいたします。